7月26日に統計数理研究所で、池田思朗先生が主催された研究会に出席した。池田先生が、在外研究員で1年間オーストラリアに滞在されたときに検討されていたテーマで、通信路容量に達する事前分布が離散であるか否か、reference/non-informative/least favorable 事前分布にいて、ベイズ予測との関係などについて議論がなされた。講演者以外では、田辺國士(早稲田大)、竹内純一(九大)の両氏と私くらいで、全体としても10名程度の参加者であったが、その分十分な質疑の時間がとれた。
- 池田思朗 (統数研)「通信路容量と予測分布」
- 渡辺一帆 (奈良先端大)「変分ベイズ法の局所近似としての解釈と最小変分自由エネルギーについて」
- 駒木文保 (東大)「条件付相互情報量最大化に基づく一般化ベイズ予測」
- 田中利幸 (京大)
- 小山慎介 (統数研)「神経スパイク発火の”不規則性”に乗る情報量とその抽出について」
- 坪 泰宏 (理研)「不規則神経発火時系列に対する条件付エントロピー最小化原理」
- 金森敬文 (名大)「f-divergence estimation and two-sample homogeneity test under semiparametric density ratio models」
- 伊藤 聡 (統数研)「測度空間における凸最適化」