米国高校の卒業式、日本とは大違い

投稿者: | 2010年6月4日

世話になった先生と抱き合う卒業する生徒たち

5月の最後の週末、2日の有休を入れて、米国にある長男の高校の卒業式に出席した。ほぼ全生徒の親が出席していた。日曜の11:00時から式が始まったのだが、前日にも親子全員でランチをともにするセレモニーがあって、行事は2日間に渡った。長男の高校は、Dunn SchoolといってCalifornia州のLos Olivosという田舎町にある。Santa Barbara Countyに属する。寮から通う学生が多い。長男も3年(Junior)から編入して2年を過ごした。

日本の卒業式では「蛍の光」を歌い、学校から離れる寂しさが漂うのが普通だ。しかし、この高校というより米国の学校では、「よくぞ卒業までがんばった」「よくぞここまで成長した」というように、生徒と先生が抱き合って達成を喜び合うセレモニーという色彩が強いように思われる。高校の卒業くらいなのに、全員がマントを着ていた。私は、博士の学位を取得するときに初めてマントを着たと記憶している。

卒業式が終わった翌日の月曜は、Memorial Dayで米国では夏休みの初日になっている。1995-1997年にStanford大学に客員としてCaliforniaに(家族一緒に)滞在していた。長男も覚えていないということで、月曜日に1日がかりでYosemiteまで足を伸ばした。その週末から雪に閉ざされていたGlacier Pointが開通になった。最初Yosemite Villageで滝をみたり、Native Americanが経営する伝統のあるホテルで食事をした後、その周辺の風景をGlacier Pointからみた。氷河が渓谷を削り取った、U字型の谷が見られる(写真左のHalf Dormはその一部を構成している)。春から夏にかけて滝の水の量が減ってくる(8月には滝がほとんど見えない)ので、今くらいが最高かもしれない。

Yosemite FallsというようにUpperとLowerの2個の滝がある

Glacier PointからみたHalf Dorm。Yosemiteに来ると必ず足を運ぶ。