東大 山西研究室での議論

投稿者: | 2011年1月12日

議論が白熱し、議論がスライドから黒板に移る

正月明けの1月11日(火)の夕方、東大の山西研究室にお邪魔してセミナー発表を行わせていただいた。山西先生とは、彼が修士の学生の頃から、かれこれ25年もの付き合いになる。今回のテーマは、私が最近精力的に行っているユニバーサル符号化とMDL基準の、離散や連続を仮定しない一般化に関してである。

情報論的学習理論の生みの親として知られている

修士論文、博士論文の提出時ということもあって、山西先生以外に助教の富岡先生と修士2年の学生の3名であった。スライドは、24枚であったが、質疑などで90分があっという間に過ぎた。議論の詳細は、公開できないが、特に富岡さんの指摘(予備知識はあまりないようだったが、最後には一番理解していた)で、今更ながら、自分の思い過ごしや思わぬ利点などが発見され、今後の成果発表に向けて見通しがよくなった。今まで、20分-25分の短い発表でしか人前で話をしてこなかったが、テーマの近い人の前で長めの時間をとって聞いてもらうのは、十分に意味があると思われた。

発表の後も、山西先生とMDL基準の最近の動向との関連についてコメントをいただいた。また、機会があれば、次の議論の場をもちたい。