1994年4月から2016年3月までの23年間お世話になった大阪大学理学研究科数学専攻から、同じ大阪大学の待兼山キャンパスにある、基礎工学研究科の数理教室に異動になりました。今までの理のC棟のオフィスから、新しいオフィスのある基礎工のJ棟まで、エレベータの昇降を除くと100メートル位です。引っ越しの荷物も、学生1名に手伝ってもらいましたが、ダンボール16箱で、1時間程度で終えました。前任者が冷蔵庫を残していったので、今までの冷蔵庫はおいてきました。新しいオフィスは、インテリアのセンスはよいのですが、ソファがありませんでした。ただ、今までの古いソファを持ってくる気にはなりませんでした。
同じ大学の同じキャンパスの隣の学部というイメージがありましたが、今までの職場と違うところが無数にありました。組織が講座制になっていて、運営費が講座単位に割り当てられます。あたり前のように思われるかもしれませんが、今までは専攻のすべての講座の予算を専攻長が管理していました。教授、准教授、助教という階級がはっきりしている感じがします。私は、同じ研究者なのだから、「〇〇さん」でよびあってもよいような気がしました。
新天地で、心機一転、良い仕事をしようと思いました。