2010年前期の講義が開始: ベイジアンネットワーク入門

投稿者: | 2010年4月15日

拙書「ベイジアンネットワーク入門」培風館(2009年7月発行)

2010年前期の講義が始まった。今回も、2009年7月に出版した「ベイジアンネットワーク入門」(培風館)を教科書にして講義を行う。木曜の4限(14:40-16:10)で理学部B302という部屋である。正式な講義名には「複雑系概論」というタイトルがついている。

今回は、内容的に同じだが、前回(2009年度後期)と比較して、私なりに以下の点を注意したいと考えている。

  • わかるかどうか、受講者ひとりひとり最後まで確認する。家庭教師であるかのように、理解度を確認する。
  • 離散や連続を仮定しないで、一般の確率測度で成立するものは、そのような扱いでスライドやテキストの記述に若干修正を与える(一般化する)。

現在は、“Mathematics of Bayesian Networks”の出版を目指している。「ベイジアンネットワーク入門」の英語版というわけではないが、ある程度ふまえることになる。また、当然のこととして、品の高い講義を目指してる。責任とか義務とかという以前に、研究と同じように講義も、没頭していけば、楽しいものである。

はじめに (2010年4月15日)

1. 確率論の基礎 1.1 集合 (2010年4月15日)