昨年6月にShannon賞の受賞が決まった韓太舜先生の受賞記念講演会と懇親会に参加した(東京・電気通信大学)。有本卓先生、甘利俊一先生、長岡浩司先生の講演(講演順)と、小林欣吾先生(韓先生の紹介)に引き続いて韓先生の講演が披露された。
学会や講演会でよく面識のある方ばかりであったが、70才を過ぎてもまだ現役の研究者にこだわる続ける大先輩(甘利先生、有本先生)の姿には、感銘を受けた。現在もなお未解決の問題に取り組んでいるという。
懇親会には、50名ほどの方が参加された。祝辞を述べた方の中で、欣吾先生が講演で取り上げられた「Shannon賞をとるための条件」を話題にされた方がいた。4条件あって、mathematically sound (情報科学なので、数学的で無いアプローチの人も多い)であること、国際的な人脈をもつことなどをあげられていた。
私自身も以前から、研究のコミュニティを発展させるために、英語でブログを書くことを考えていた。論文を発表する以外に、日頃から国際的なコミュニケーションを持つことが、思わぬ副産物を生むのではないかと思ったからだ。2010年3月から、本ブログは、日本語版と英語版(英語版は、研究的なことが中心)の二本立てにする予定である。