Milan Studeny先生講演会(狩野研究室特別セミナー)

投稿者: | 2010年6月26日

懇親会で(左列の3番目がStudeny先生)

阪大基礎工学部の狩野先生の企画で、日本に滞在中のMilan Studenyを招待して講演会が行われた。「On testing conditional independence implication」というタイトルであった。講演を聴いてすぐに、この人はBayesianネットワークで重要な仕事をしていることに気がついた。拙書「ベイジアンネットワーク」では、参考文献などで引用していないが、条件付独立性の4個の条件を満足する依存モデルは、ある確率の条件付独立性でしかないであろうとするJ. Pearlの予想の判例を見出している。

講演は、条件付独立性の述語と規則の集合から、別の条件付独立性の述語が証明されるか否かを判定する効率的なアルゴリズムについてであった。講演会終了後、千里中央にある豆腐料理のチェーン店で、Studeny先生、狩野研究室のメンバーと懇親会に参加した。