情報論的学習理論と機械学習研究会(IBISML) 第2回研究会

投稿者: | 2010年9月8日

研究の打合わせのために、9月5日に卒業生の原澤隆一氏(長崎大)に面会した。春に結婚したというので、その奥さんと3人で長崎の料亭で会食した。今回の出張では、デジカメを忘れ、携帯でもやったことがないので、写真はとれなかった。仲のよいカップルであるという印象を受けた。その夜(21:15発)に、長崎駅から福岡の天神に向かうバスに乗り込んだ。23:40頃に、中洲のビジネスホテルについた。もともと、川沿いの夜の屋台の風景が好きなのだが、翌朝、開催地の福岡大学へ向かう地下鉄の天神南という駅から近かったので、ここを宿舎に選んだ。

今回のIBISMLは、パターン認識と理解研究会(PRU)と共催であった。

この他、東工大の杉山氏の発表を聞いた。成果として優れているだけではなく、従来の研究との差異を明確にしていた。密度比の推定というのは、Kullback-Leibler情報量の推定と本質的に同じになる。情報理論でも同様の結果は数多く出ている。漸近的に一致するというだけではなく、サンプル数に対して学習誤差がどの程度になるかを、Tsybakovのノンパラメトリック推定の方法を用いて、評価していた。その証明は、共著者の鈴木大慈氏(東大)によるものであるという。同様のアプローチは、他でも使えるので、時間のあるときに調査してみたい。