2010年 まちかね祭: インターネットの暗号と整数の話

投稿者: | 2010年10月28日

インターネットの暗号と整数の話

11月7日(日)の大阪大学のまちかね祭の数学教室で出展する「まちかね山の数学教室」で、「インターネットの暗号と整数の話」の説明とMapleの実行例をみせるパネルをひらくことになった。

暗号は、戦争などでも使われた共通鍵暗号と、インターネットのSSL証明書(https://…)などでも使われている公開鍵暗号に大別される。後者では、面識のないサーバーとクライアントが暗号化通信をはじめるため、サーバーは暗号化の仕方を公開する。暗号化と逆の復号化は相互に逆関数の関係にあるが、大きな数の素因数分解の計算が困難であるという仮定のもとで安全である(復号化の仕方がわからない)とされる。

数学的には、ユークリッドの互除法とフェルマーの小定理しか用いていない(初等整数論といって、高校数学の範囲)。

現在は、Mapleのプログラミングと、プレゼンの準備を行っている。ぜひ、見に来ていただければと思う。

日時: 2010年11月7日(日)13:00~17:00
場所: 大阪大学豊中キャンパス理学部B棟 3階 308, 313